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台風のあと、消防設備は大丈夫?建物管理者が確認しておきたいポイント

台風が通り過ぎた翌朝。

建物を管理している方なら、まず外へ出て屋根や外壁、看板などを見て回ることが多いと思います。

物が飛んできていないか。
雨漏りはしていないか。
排水は詰まっていないか。

どうしても目立つ場所から確認したくなります。

ただ、そんなときに少しだけ思い出してほしいのが消防設備です。

普段から目立つ設備ではありませんし、台風が来たからといって必ず故障するわけでもありません。

それでも、強い雨や風が続いたあとには「昨日までは何ともなかったのに」という変化が出ることがあります。

台風が去った翌朝、屋根だけ見て終わらせない

消防設備というと、建物の中にある消火器や感知器を思い浮かべるかもしれません。

実際には、自動火災報知設備の受信機や発信機、誘導灯、屋内消火栓など、建物のいろいろな場所に設備があります。

建物によっては屋外や半屋外に設置されている機器もあります。

台風のように横殴りの雨が続けば、普段は雨が入りにくい場所まで濡れることもあります。

「建物自体は大丈夫だった」

その時点で見回りを終えるのではなく、いつも目にしている消防設備にも少し視線を向けてみる。

まずはそれくらいで十分です。

「濡れている」より気になるのは、いつもと違うこと

台風後の確認で、設備を一つひとつ触る必要はありません。

むしろ、管理者の方が無理に操作したり、機器を開けたりするのは避けたほうがよいでしょう。

見てほしいのは「普段との違い」です。

たとえば自動火災報知設備の受信機。

毎日目にしている建物なら、普段どんな表示になっているか何となく覚えている方もいるでしょう。

そこに見慣れない表示やランプが出ている。

警報音が鳴った形跡がある。

台風のあとから何度も異常が出る。

こうした変化があれば、何か起きている可能性があります。

何の表示か分からないまま、とりあえずリセットする。

これはあまりおすすめできません。

表示されている内容そのものが、不具合を探す手掛かりになることがあるからです。

天井を見るときは、感知器の周りも一緒に

雨漏りの確認で天井を見上げたとき、近くに火災感知器があれば、その周囲も見てみてください。

天井に新しいシミができている。
感知器の近くに水滴の跡がある。
昨日までなかった変色が見える。

こうした場合、建物側の雨漏りだけではなく、設備への影響も気になります。

もちろん、見た目だけで故障しているかどうかは判断できません。

反対に、外から見て何ともなくても内部で不具合が起きていることもあります。

だからこそ、変化を見つけた段階で記録しておくと後が楽です。

スマートフォンで写真を一枚残しておくだけでも、業者へ相談するときの情報になります。

屋外にある設備は「設備そのもの」より周囲を見る

屋外や共用部に設備がある建物では、その周辺にも目を向けてみます。

強風で飛んできた枝やゴミが設備の前に溜まっていないか。

扉やボックスが変形していないか。

避難経路に物が倒れていないか。

普段なら何でもない通路でも、台風の翌日は状況が変わっています。

設備が正常でも、いざというときに近づけなければ使いにくい。

誘導灯が点いていても、その先の通路が塞がっていれば避難しづらい。

消防設備だけを単体で見るより、「そこまで人が行ける状態か」まで見たほうが現実的です。

その場では何ともなくても、数日だけ気にしておく

台風が過ぎて見回りをした。

特に異常なし。

そこで完全に終わり、とは限りません。

雨の影響が残っていたり、時間が経ってから異常が表に出たりするケースも考えられます。

そのため、台風後の数日間は、

「受信機の表示、変わってないな」

「誘導灯もいつも通り点いているな」

と、普段より少し意識するくらいでいいと思います。

特別なチェック表を作らなくても、出勤時や巡回時に見るだけならそれほど負担にはなりません。

逆に、何度も同じ異常が出る、警報が繰り返される、水が入った跡がある。

そんな状態なら、様子見を長く続けないほうがいいでしょう。

台風のあとに残しておきたいのは「異常なし」の記録

これは消防設備に限った話ではありませんが、台風後の建物管理では記録が意外と役に立ちます。

何月何日の台風後に確認した。
受信機に異常表示はなかった。
共用部への浸水はなかった。
気になる場所だけ写真を撮った。

ほんの数行でも構いません。

次の台風が来たときに比べられますし、後から不具合が見つかった場合にも「いつ頃から変化が出たのか」を考えやすくなります。

何もなかった日を残しておく。

地味ですが、建物を長く管理していくうえでは、こうした情報が案外頼りになります。

気になる変化があれば、そのままにせずご相談ください

台風が来るたびに消防設備をすべて点検する必要がある、という話ではありません。

ただ、明らかな異常表示が出ている場合や、雨水が設備周辺まで入り込んでいる場合、強風による破損が疑われる場合には、一度状態を確認しておいたほうが安心です。

合同会社ワイオーテックでは、消防設備の点検をはじめ、修繕やリニューアルなど建物の状況に合わせた対応を行っています。

「これって台風の影響なのか分からない」

そんな段階でも構いません。

違和感があった場所や表示の内容をそのまま伝えていただければ、状況を整理するところからご相談いただけます。


合同会社ワイオーテック
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