排煙窓が開かないときは?管理者が確認したい不具合のサイン
建物の廊下や階段、共用部などにある排煙窓を確認したときに、「ハンドルが重い」「ワイヤーが動かない」「窓が開かない」といった状態に気づくことがあります。
普段から頻繁に開け閉めする設備ではないため、不具合に気づきにくい場所でもあります。
すぐに大きな工事が必要とは限りませんが、火災時に煙を外へ逃がす役割がある設備のため、気になる症状がある場合は早めに確認しておくと安心です。
排煙窓は煙を外へ逃がすための設備です
排煙窓は、火災時に発生する煙を外へ排出するために設けられている設備です。
建物によっては、廊下、階段、ホール、共用部などに設置されていることがあります。
普段の生活や業務の中ではあまり意識されにくい設備ですが、非常時には煙を逃がし、避難経路の安全を確保するために関わる大切な設備です。
そのため、開閉に違和感がある、ハンドルが動かない、ワイヤーが切れているように見えるなどの症状がある場合は、放置せず状態を確認しておきましょう。
排煙窓で見られやすい不具合
排煙窓の不具合には、いくつかのパターンがあります。
たとえば、ハンドルや操作装置が固くなっている、ワイヤーが伸びている、窓が途中までしか開かない、開けたあとに戻りにくいといった状態です。
また、窓まわりのサビや汚れ、部品の劣化、長期間使っていないことによる動作不良が関係している場合もあります。
確認しておきたいポイントは次のような内容です。
排煙窓が最後まで開くか
ハンドルや操作装置が重すぎないか
ワイヤーにゆるみや切れがないか
窓まわりにサビや変形がないか
開閉時に異音がしないか
荷物や棚で排煙窓の前がふさがっていないか
見た目だけでは判断しにくい場合もあるため、気になる症状があれば無理に操作せず、専門業者に確認してもらう方が安心です。
ハンドルが重い、ワイヤーが動かない場合は注意
排煙窓は、手動開放装置やワイヤーを使って開閉するタイプがあります。
ハンドルが重い、レバーが動かない、ワイヤーが途中で引っかかるような感覚がある場合は、部品の劣化や調整不良が関係している可能性があります。
力を入れれば動くからといって、そのまま使い続けるのはおすすめできません。
無理に操作すると、ワイヤーや部品に負担がかかり、さらに動きが悪くなる場合があります。
特に、点検時に「作動不良」「開放不良」「ワイヤー不良」などを指摘された場合は、どの場所の排煙窓に不具合が出ているのかを確認しておきましょう。
荷物や什器でふさがれていないかも確認
排煙窓そのものに不具合がなくても、周囲の環境によって使いにくくなっている場合があります。
共用廊下、バックヤード、倉庫、事務所の一角などでは、棚や段ボール、備品が排煙窓や操作装置の近くに置かれていることがあります。
いざという時に操作しにくい状態になっていると、設備本来の役割を果たしにくくなる可能性があります。
日常点検の中では、排煙窓の前に物が置かれていないか、操作装置の位置が分かりやすいか、周辺に破損や汚れがないかを見ておくとよいです。
特に、テナントの入替やレイアウト変更、倉庫内の荷物移動があった後は、排煙窓まわりの状態も確認しておくと安心です。
点検で指摘された場合は早めに内容を整理
建物の点検で排煙窓に関する指摘が出た場合は、まず報告書の内容を確認しましょう。
どの階、どの場所、どの排煙窓に不具合があるのかを整理しておくと、その後の修繕相談が進めやすくなります。
確認しておきたい内容は次の通りです。
指摘された排煙窓の場所
不具合の内容
前回点検でも同じ指摘があったか
操作装置やワイヤーの状態
現地確認が可能な時間帯
入居者やテナントとの調整が必要か
排煙窓は普段あまり触れない設備だからこそ、点検時に不具合が見つかることもあります。
指摘内容が分かりにくい場合は、報告書や写真をもとに、設備業者へ相談すると確認しやすくなります。
排煙窓の不具合は早めの確認が安心です
排煙窓が開かない、ハンドルが重い、ワイヤーが動かないといった症状は、日常では見過ごされやすい不具合です。
しかし、非常時に関わる設備である以上、気づいた段階で状態を確認しておくことが大切です。
大阪府摂津市の合同会社ワイオーテックでは、消防設備の点検・保守管理、消防設備の修繕・リニューアル、排煙窓ワイヤー交換工事などに対応しています。
排煙窓の動作に違和感がある、点検で不備を指摘された、修繕が必要か分からないといった場合は、まずは現地の状態を確認するところからご相談ください。
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