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梅雨に増える火災原因と消防設備の役割|湿気の季節に見落としがちなこと

梅雨は火事が少ない季節というイメージがあるけれど

雨が多くて湿度が高い梅雨は、火災が少ない季節だと思われがちです。乾燥していないから燃えにくい、というイメージを持っている人も多いかもしれません。

でも実際には、梅雨ならではの火災原因もあります。湿気が引き起こすトラブルもあれば、雨が続くことで生まれる油断もある。普段の季節とは違うリスクが、この時期には潜んでいます。

梅雨に多い火災の原因

漏電・トラッキング現象

電気配線やコンセントまわりは、湿度が高いと湿気を含みやすくなります。コンセントの差し込み口にほこりが溜まり、そこに湿気が加わると放電が起き、発火する「トラッキング現象」が起きる場合があります。

普段あまり動かさない家電のコンセントや、家具の裏側にあるタップ。こういった場所は特に注意が必要です。

除湿機・換気扇の長時間使用

除湿機や換気扇を長時間使う家庭・店舗が増えるのも梅雨の時期の特徴です。長時間の連続使用で機器が発熱したり、コードが劣化して発火したりすることもあります。古い機器を使い続けている場合は、一度状態を確認してみるといいかもしれません。

油の使用が増える調理

外出を控えて自炊が増える、揚げ物などの油を使う調理が増える。こうした生活の変化も梅雨の時期によく見られます。油を使った調理中の火災は季節を問わず多い原因のひとつですが、湿度が高いと油の温度管理の感覚がいつもと違ってくると感じる人も多いようです。

湿気が消防設備に与える影響

消防設備自体も、梅雨の湿気から無関係ではいられません。

感知器の内部に湿気が入り込むと、誤作動を起こすことがあります。逆に正常な感知ができなくなる場合もあるようです。配線の接続部分が湿気で劣化すれば、断線や接触不良のリスクも高まってきます。

最近、火災警報器がよく誤作動する。点検したら配線に異常が見つかった。こうした事例があれば、湿気による劣化が進んでいる可能性も考えられます。

こんなときは消防設備が頼りになる

漏電やトラッキング現象による火災は、初期の段階では気づきにくいことが多いです。配線の中で小さな発火が起きていても、表面上は何も変わらないように見える場合がほとんどだからです。

自動火災報知設備は、こうした見えない初期段階の異変を感知器が拾ってくれる仕組みです。煙や熱を感知して早めに知らせてくれることで、被害を最小限に抑えられることもあります。

消火器も初期消火において重要な役割を果たします。小さな火種のうちに消し止められれば、大きな被害につながらずに済むケースも多いです。

梅雨だからこそ、点検のタイミング

雨が多くて点検を後回しにしがち、という声もよく聞きます。でも実は、この時期こそ点検に向いている場合があります。

湿気による設備の劣化を早期に発見できることもありますし、台風シーズン前に設備の状態を確認できるという利点もあります。長時間の電気機器使用が増える前に、配線まわりをチェックできるのも嬉しいところです。

最近コンセントが熱くなる気がする、火災警報器の調子が気になる。そんなちょっとした違和感があれば、お気軽にご相談ください。


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